月のリズムに沿って夜ぐっすり眠れる体になる方法
自然に生きる、自然と寄り添う暮らしとは?
アーユルヴェーダは自然を観察して生まれた伝統医学です。
アーユルヴェーダが説く、病気を防いでいつも健康で過ごす為の基本は、自然に沿った生活をすることです。
自然と言うと、なんか私たちとは別の存在のような気がしてしまいますが、実は人間も自然です^^;
技術や科学がどんなに進化しても、寿命が延びたくらいで、実は人間の仕組みは今も昔もそんなに変わっていません。
だから何千年も前の古代の健康法や知恵が今も役立つ訳です。
では自然に生きる、自然に寄り添う暮らしってどんな暮らしでしょうか?
自然に囲まれた田舎で自然な食べ物やモノに囲まれ身につけ生きることはとっても素敵な自然な生き方ですね♡私自身も憧れている暮らしです♪
でももう一つとっても重要なことがあるのですよ
それが、
太陽と月のリズム、時間と季節に沿って生きる ことです。
今日は最もシンプルな自然を生きる基礎である太陽と月のリズムについて考えていきましょう♡
人間の体には自律神経という太陽と月の働きに似た体の知恵が備わっています。
- 太陽(交感神経)・・活動・戦う
- 月(副交感神経)・・休息・回復
自然の体の仕組みは、
太陽が輝く日中は交感神経が優位になりやすく、
太陽が沈んで月が輝く夜に副交感神経が優位になりやすくなっています。
古代であれば、
明るい昼に食べるものを探したり、育てたり作ったりして、
夜はぐっすり眠るというシンプルな生活。
日中は他の動物たちから攻撃される恐れもありますから、緊張もしますよね。
夜は見えないから眠るしかない笑。
この時間に体のメンテナンス機能が働くという仕組みです。
でも、現代では深夜まで仕事をしていたり、テレビスマホなどを見て夜遅くまで活動して昼夜働くべき自然な体のリズムが崩れている方が増えています。
夜、ぐっすり眠れなくなることで、体の回復機能が十分に働かずに疲れがなかなか抜けなかったり、老化が早く進行してしまう。
さらに昼のリズムまで崩れて日中眠くて仕事のパフォーマンスが低下してしまう。
困りますよね><!!アーユルヴェーダを取り入れて心地よい体習慣に切り替えましょう♡
極上の眠りを叶える3つのポイント
刺激が多く忙しい現代の中で本来の自然な体の知恵を引き出して自律神経をしっかり働かせるためのコツは3つです。
日中しっかり活動して刺激を受ける
朝起きたらしっかり太陽を浴びて、日中を活動的に過ごすことです♪
朝の過ごし方について先日ブログを書きましたので詳しくは以下をご覧ください。
コロナ渦ですとどうしても1日家の中でじっとしていて運動不足になりがちですよね><。
近所を30分程度お散歩してみたり、外出したときはエスカレーターやエレベーターを使わず階段を使うなど、運動不足にならない心がけが健康な体を維持することになりますね^^♪
入眠のためのライフコーディネートをする
寝る2時間前には歯を磨き、リラックスしたパジャマに着替えて、眠る準備をしておくとスムーズです。
私は寝るとき、実はいつも旅館で着るような浴衣を着ています。締め付け感がなくとても楽でオススメですよ♡ ちなみにパンツはふんどしパンツです笑
締めつけない肌に優しい寝巻きや寝具、枕を用意したり、キャンドルライトなど眠るのが毎日楽しみになるような空間を演出しておく。
すると夜遅くまで起きているよりも早く眠りにつく方が楽しみになってきます♡
シルクの枕カバーは熟睡できてお肌にも髪にも優しいので愛用しています。
アマゾンや楽天さんで色々なタイプが販売されていますので比較してみるとよいかもです♪
洗い立てのシーツに加えて、湿った煎餅布団ではなく、天日に干したり、布団乾燥機などを活用してふかふかのおふとんにしておくと眠りが深くなりオススメです♪
楽しいこと幸せなことだけをベッドに連れて行く
おふとんの中には反省も不安も考え事も入室禁止。
気になることや悩み事は朝その分、ぜひ早く起きて考えましょう^^
頭が冴えてよいアイデアや前向きな解決策が生まれやすく効率的です。
電話で占い相談をしていたある友人の話ですが、一番悩み事が多いのが実は2時から3時ごろの真夜中なのだそうです。それで彼女はよく体調を崩していました。
アーユルヴェーダで言えば、この時間はヴァータの時間です。
迷いや不安が生まれやすく、冷静な思考が生まれにくい時間です。眠ってまた昼、改めて考えましょう♡
私は若くてヴァータ優位だった頃、この時間帯によく金縛りにあっていました。ぐっすり眠るに限ります♪
寝る前に減らしたい3つの習慣
では、金縛りに合わないために笑、なかなか寝付けない、途中で目がさめるを防いで朝までぐっすり至福の眠りにつくために減らしたい3つの習慣をご紹介します。
日中のポイントは刺激を与えることでした。
寝る前のポイントはその逆で刺激を減らすことです。
例えば、
- スマホやパソコンを見ること
- 暴飲暴食するカフェインを取ること
- 熱いお風呂に入る
です。
特にスマホなどのブルーライトは入眠障害の原因になるため、厚生労働省からも注意喚起されています。
厚生労働省健康づくりのための睡眠指針2014
実は、日本人て世界で一番睡眠時間が短いそうです!頑張り過ぎですね><
- 良い睡眠で、からだもこころも健康に。
- 適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。
- 良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。
- 睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。
- 年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。
- 良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。
- 若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。
- 勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
- 熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。
- 眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。
- いつもと違う睡眠には、要注意。
- 眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。
以下、7についての解説抜粋。
『寝床に入ってから携帯電話、メールやゲームなどに熱中すると、目が覚めてしまい、さらに、就床後に、長時間、光の刺激が入ることで覚醒を助長することになるとともに、そもそも、夜更かしの原因になるので、注意が必要です。』
スマホだけでなく、電気もキャンドルの灯りのような優しい光で過ごすと癒し度パワーアップです♡
暴飲暴食について。
アーユルヴェーダ的には、夜は軽めに済ますのがベターです。
消化に重いもの(揚げ物、肉、乳製品など)は夜は避け、ランチで召し上がる、スパイスや薬味などを活用して消化力を高める工夫など取り入れたいですね♪
家族の団らんや食事会でしっかり量を食べなくてはいけない時は早めの時間に食べることをおすすめします。
眠りを深くするためだけでなく、眠っている時に食べた物の消化ではなく、脳やお肌の修復や疲労回復など美と健康面のメンテナンスの方に体が働いてくれるようにするためでもあります^^
いつまでもダラダラ食べないようにするために早めに歯を磨いてしまうと食いすぎを防げてオススメですよ♡
また、コーヒーやコーラ、栄養ドリンクなどカフェインが含まれている飲み物には目を覚ます作用がありますので夕方以降は飲まないようにすることも大切なポイントです。
最後の熱いお風呂について。これは我が家の悩みなのです笑。
ダチョウ倶楽部の罰ゲームか!くらいの熱湯風呂を家族が大好きなのです^^;;;お水で薄めてもまだ熱すぎるお風呂に浸かるとお風呂に出ても体が熱くてなかなか寝付けません。
アーユルヴェーダでは夜の入浴は眠りの妨げになる恐れがありますので朝シャワーを推奨しています。
ですから夜お風呂に入るなら、オイルマッサージをしたりして、ゆったりぬるま湯に浸かるくらいが理想的な夜の優しい過ごし方ですね♡
ちなみに我が家の熱いお風呂の対策法として、お風呂に出る前に冷水を浴びる。
これが非常に効果的であることに気づきました。サウナと同じ仕組みですね♪
ベッドの上で寝たまま夜ヨガ習慣
夜は刺激を減らして昼、刺激を与える。
こんなメリハリのある生活が自然に寄り添った健康を守る暮らしでした♪
ヨガでも、運動的要素の強いヨガは夜の心身にとっては、刺激が強くなります。
夜は、ほぐし中心の優しいストレッチや呼吸法がお勧めです^^
よかったら試してみてくださいね♡
ベッドの上で寝たまま至福の眠りと疲労回復の癒しヨガYouTube